こんにちは。
心理カウンセラーの椙山眞伍ヤタです。
今日はココロノマルシェより、お悩み相談を頂きましたので、こちらにお答えしたいと思います。
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彼氏がほしいけど恋愛が億劫
あこさん
こんにちは。
度々相談させていただいています。いつもありがとうございます。
彼氏が欲しいけど出会いの場に行くのが死ぬほど億劫です。
マッチングアプリや街コンなど「恋愛前提の出会い」に、ものすごく抵抗があります。
大事にしたいと思える人を探しているのに、なんというかお互いの品評会みたいでシュールだなと思います。
高校生の頃、同級生のカースト上位の男子集団から見た目でアリナシ判定された経験がトラウマになっています
「自分は何が好きでどういう人間なのか」という中身の部分がすっ飛ばされ、外見で人の良し悪しが決められてしまうんだと無力さを感じました。
その頃から「恋愛において男性は外見しか見ていない、顔さえ良ければいい、心の結びつきなんて求めてないんだろう」という思いが強くなり、出会う人全てにそういうイメージを抱いてしまいます。
ちなみに男性そのものに対しての嫌悪感はありません。
優しくて頼り甲斐があって親身になってくれる男性はたくさんいるという事を知っています。
ただ恋愛においてだけそれが適応されません。
このままだとどれだけ男性と会っても「どうせ上辺しか見てないんだろうな」という思いを、持ったまま接することになります。
どうすればこの思い込みを書き換える事ができるんでしょうか。
ご相談ありがとうございます。
「彼氏はほしいけど、恋愛前提の出会いの場に行くのが億劫に感じる」
マッチングアプリや街コン。
恋愛目的の場所に行くことが、なんだかシュールで、億劫で、怖い——。
それは決して「わがまま」でも「自意識過剰」でもありません。
むしろ「人とちゃんと心でつながりたい」と思っているからこそ、湧いてくる感覚だと思います。
その感覚があるにも関わらず、億劫さを感じてしまう理由。
そこには、隠れた感情があるかも知れません。
高校時代のあの出来事が、今のあなたを守っている
高校生の頃、カースト上位の男子たちから外見だけでアリナシ判定された——。
そんな出来事があったのなら、今のあこさんが「人は見た目だけで判断される」と感じてしまうのも、無理はありません。
心の中では、きっと叫んでいたはずです。
「私は中身をちゃんと見てほしい」
「外見だけで価値を決めないでほしい」
でも、その声は届かなかった・・。
当然ながら、あの時の怒りや悲しみなどの感情が心の中にあると思います。
あなたの怒りは、あなたを守ってきた
「恋愛になると男性は外見しか見ていない」
「どうせ心なんて見てくれない」
「外見が良い人が愛される」
そう思ってしまうのは、自分を守るための心の防衛反応。
本当はあなたの中に、ずっと感じきれていない感情があると思います。
その感情は「怒り」の感情。
あの時、否定され、傷つけられた「女の子としての私」
その子が今も、心の奥で泣いているのではないかと、思うんですよね。
もし、あこさんの心の中で小さな女の子が、ずっと傷ついて泣いていたとしたら・・。
当然ながら、婚活の場面や、男性との出逢いの場面に行こうとは思いませんよね。
だって、ひょっとしたら、もう一度、傷ついてしまうかも知れませんから。
それぐらい、あこさんの心の中では、いまだに怒りや悲しみなどの、感情が残っているかもしれません。
その心の中に残っている、小さな女の子が抱えている想いに対して
「もう我慢しなくていい」
「怒りを感じていい」
「悔しさを吐き出していい」
一緒に感情を感じてあげることが、あこさん自身を取り戻すスタートになります。
「本当は、どんな恋がしたい?」という問いかけ
怒りの奥には、ちゃんとあなたの本音があります。
「本当は、大切にされたい」
「心からわかり合える人と、あたたかい関係を築きたい」
「そのままの私を愛して欲しい」など
怒りの奥にある本音や想いに、あこさんが気づいてあげることが、恋愛への第一歩。
自分の中の“傷ついた私”と繋がり直すことで、恋愛に対する恐れは、少しずつ薄れていきます。
心理学で見る“フィルター”の正体
心理学では、こういった過去の体験から生まれた思い込みを「概念」や「信念」と呼びます。
あこさんはあの時の出来事を通して
「男性=外見しか見ない」
という概念や信念をを持ったと思うんですね。
でも、それはあこさんが望んだ訳ではなく、心があこさんを守ろうとした、自然な反応です。
だからこそ、そのフィルターに気づき、「もうその盾がなくても大丈夫だよ」と自分に伝えてあげることが大切になってきます。
じゃあ、今あなたにできることは?
まず、はじめにやって欲しいのは、感情の解放です。
過去の自分を思い出し、「私は傷ついていたんだ」と受け入れて、怒りや悲しみをノートや音声など安全な場で吐き出す。
ここからスタートするのが、おススメです。
あこさんが仮に男性に対して、怒りの感情があるとすればどんな感情でしょうか?
そして、その怒りの感情の下には、どんな感情が隠れているのでしょうか?
ちょっと掘り下げてみて下さいね。
そして、感情の整理がついた後は「どんな人と、どんな恋愛をして、どんな風に扱われたいのか?」を、自問自答しながら、書き出してみて下さい。
この時に、チェックするのは、ワクワクドキドキの気分。
書いていて気分が乗らない場合には、もう一度、気持ちが乗らない理由をチェックするのが良いでしょう。
どれかひとつでも、できそうなことからで大丈夫。
今までずっと頑張ってきた自分に、少しだけでも優しくしてあげてください。
あなたの魅力は、心の深さにある
あこさんは、人の気持ちに敏感で、心のつながりを大事にできる人。
だからこそ「顔だけで判断されたくない」と強く思ったし、だからこそ「本当の愛」を探してると思います。
その誠実さや優しさ、感受性の豊かさは、あなただけの才能です。
その魅力を、これから出会う人に伝え「心で繋がる恋愛」を、あきらめないでいてほしいと思います。
恋愛に安心を取り戻すために
きっとこれからも、「恋愛って怖いな」と思う瞬間はあるかもしれません。
でもそのたびに「傷ついた私がまだ癒されていないんだな」と気づいてあげれば大丈夫。
そうすれば少しずつ、自分の中の“不安や怖れ”が溶けていきます。
恋愛に対する拒否感もやわらぎ、もっと自然に、あなたらしく人と出会えるようになります。
そして、もしもひとりでは向き合いきれない時は、カウンセリング等を使ってみて下さい。
そこは、あなたの感情をジャッジせずに、まるごと受け止めてくれる場所です。
「もう一度、恋ができる自分に戻りたい」
その想いを叶えるための、安心であたたかいステップになるはずだと思います。
あこさんの幸せなパートナーシップを応援していますね。
それでは・・。
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