こんにちは。
心理カウンセラーの椙山眞伍ヤタです。
今日はココロノマルシェより、お悩み相談を頂きましたので、こちらにお答えしたいと思います。
ココロノマルシェとは?
根本裕幸お弟子さん制度の卒業生が、寄せられたお悩みに無料でお答えする相談サイトです。
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本日のお悩みはこちらです。
友だちと前々から予定していた約束。「◯◯を優先したい」との旨でキャンセルが続きました。
私はその日を空けるために、前々から予定を変更したり、職場にも休みの都合をつけてもらえるよう対応してもらったにも関わらず、そういうことが続き、さすがに「嫌だな」と感じて腹が立ちました。
この手のこと、時間や約束に対することでは許せなくなります。
わかった時点で連絡くれれば、それに対して私もどうするか決めれるのに。と。
相手の優先順位の違いなんでしょうけど、自分を粗末に扱われているような気がして凄く嫌な気分になるんです。
結局何回かそういうのが続いて、かと言って相手から代替案やリスケされることもなく…
そもそも会いたくないのかも!と思い、今回も距離を置いてそのままフェードアウトしようと思ってます。
狭量かもしれません。
しかし、自分の中で「嫌なもんは嫌」なんです。
「また会おうね〜」みたいな社交辞令のような対応を今回も受け、それで会ったことないやんと思い、
言葉ではなんとでも言えるし、結局それで会わないのならそれが答えなのかな?と感じてます。
二人の約束のことなのに相談がないことや勝手に決められること、それを嫌だと伝えても繰り返されること、
時間を無駄にされること、
謝罪もない、
すべてがめんどくさくなってある日突然、もういいや、とご縁を切ってしまいます。
年々ますます人付き合いが嫌になっていて、休日も1人で過ごすことが多いです。
何となく違和感をかんじるようになり、だんだん周りの人と合わなくなってきたんです。
そういう自分だと割り切ったらいいのでしょうか?
寂しいなと思うんですが、自分らしく生きたいと思い始めて自分が変わった辺りから周りと合わなくて。
次のステージに行くとまた中間ができるかと思いきやそうでもなく、数年まえから自分がしんどい思いをするならめんどくさいし、ひとりがマシかな?と思うようになりました。
(ちなみにパートナーもこんな感じの人ですが、私が心底嫌なのが分かったのか相談したりその事柄についてマメに連絡を入れてくれるようになりました。)
ねこねこさんより
ご相談ありがとうございます。
それでは、回答は下記になります!
1. 繰り返される約束のキャンセル…「嫌なものは嫌」という感情
何度も約束をして、そのたびに「他の予定を優先したい」と言われてキャンセルされる。
しかも、あなたはその日のために予定を調整し、職場にも配慮してもらいながら準備しているのに…。
当然、腹が立ちますよね。
>「わかった時点で連絡をくれれば、私も予定を調整できるのに」
これはもっともな気持ちです。
相手の優先順位の違いとはいえ、「自分は後回しにされている」「大切にされていない」と感じるのは自然なことだと思います。
そうなると、もう約束をすること自体がストレスになってしまうのも、無理がないと思うんですね。
結果として、代替案もなく、リスケの提案もないまま、フェードアウトする選択をした。
これまでの積み重ねを考えると、「そもそも相手は本当に会いたいのか?」と疑問を持つのも当然だと思います。
2. 「また会おうね」が空虚に聞こえる理由
社交辞令のような「また会おうね」。
でも、実際に会うことはない。
「それなら、それが答えなんじゃないか?」と感じてしまうのも頷けます。
約束が二人のものなのに、一方的に決められ、相談もなく、謝罪もない。
何度も同じことを繰り返されると、「もういいや」と思うのは、ある意味、自然な流れだと思うんですね。
ただ、その積み重ねによって「人付き合いそのものが億劫になってきた」と感じるのは、少し気がかりです。
人と会うことにワクワクする気持ちよりも、「どうせまた振り回されるんじゃないか」「無駄に時間を使うだけでは?」という思いのほうが、強くなってしまっているのかもしれません。
3. 心理分析:「周りが約束を守らないのは、あなた自身が自分との約束を守っていないから」
ここで、一つ心理学的な視点から考えてみましょう。
なぜ、あなたはこうした「約束を守られない」状況にたびたび直面するのでしょうか?
実は、これは「周りの人間関係」の問題ではなく、「あなた自身が、自分との約束をどれだけ守れているか?」ということに関係している可能性があります。
心理学では投影という概念があります。
これは別名、鏡の法則とも呼ばれており「あなたの目の前で起こる出来事は、あなたの内面を映し出されたものである」という概念のこと。
この投影という概念を使って、ねこねこさんの問題を自分事にしていくならば、自分の内面をちょっとだけ、覗いてみて欲しいんですね。
たとえば——
- 「私は本当にこの関係を続けたいのか?」
- 「本当は、もっと大切にされる関係を求めているのではないか?」
- 「心のどこかで、自分の本音にフタをしていないか?」
「自分がしんどい思いをするなら、ひとりのほうがマシ」と思うようになったとのこと。
でも、その裏には、「本当は大切にされたい」「ちゃんと約束を守ってくれる関係がほしい」という願いが隠れているのではないでしょうか?
もし、あなたが「私はもっと大切にされるべき存在だ」と心から思えたら——
もし、「私との約束を大切にする人とだけ関わる」と決めたら——
ひょっとしたら、今の人間関係のあり方は、変わっていくかもしれません。
4. では、どうすればいいのか?「まずは自分との約束を守る」
ここで提案したいのは、「自分との約束を大切にする」ことです。
例えば——
✅ 「私は大切にされる価値がある」と決める。
✅ 自分が本当に会いたい人とだけ約束をする。
✅ 「ないがしろにされている」と感じたら、自分の気持ちを伝える。
✅ 曖昧な約束ではなく、「本当に叶えたい予定」だけを優先する。
こうしたことを実践すると、不思議と「自分を大切にしてくれる人」とのつながりが増えていきます。
(自分が自分を大切にされるのが相応しいと決めると、不思議とねこねこさんを粗末に扱う出会いが減っていきます)
実際、あなたのパートナーは、あなたの本音が伝わったことで「マメに連絡を入れる」ようになったのですよね?
これはまさに、あなたが「私はこうしてほしい」と意思表示をした結果、関係性が変化した証拠です。
(めちゃくちゃ素晴らしい成功体験ですよね)
これは友人関係でも同じことが言えます。
もし、「また会おうね」と言われるたびにモヤモヤするなら、思い切って「そう言っても、いつも会えないよね。もし本当に会いたいなら、ちゃんと予定を決めよう」と伝えてみるのも一つの方法です。
5. 自分を大切にすることで、理想の人間関係を築く
これまで「相手がどう私を扱うのか?」にフォーカスを向けてきました。
でも、これからは「自分がどうしたいか」に意識を向けることで、自然と周りの人間関係も変わっていくはずです。
「自分との約束を守る」ことを大切にすると、相手にも「あなたとの約束を守る」という姿勢が生まれやすくなります。
「約束を守らない人と付き合うのではなく、約束を大切にする人とだけ関わる」——そう決めることで、あなたの周りには、あなたを大切にする人が残っていくでしょう。
もし、「自分との約束を守るって、どうやって意識すればいいの?」と思うなら、一度、カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。
自分自身の価値観を整理し、「本当に大切な人間関係を築くための考え方」を一緒に見つけていくことができます。
あなたが「本当に大切にされる関係」を築くために、まずは「自分自身を大切にすること」から始めてみませんか?
それでは。。
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