こんばんは。
カウンセラーのヤタです。
今日は久しぶりに心理学のお話で、テーマは「家族の役割」

心の問題にアプローチする時に、切っても切れない家族関係のお話。
「今の目の前の人間関係は、あなたの家族関係が映し出されている」
という言葉がある程、あなたの人間関係の形成に大きな影響を与えています。
あなたの人間関係で意識しているつもりはないけど、何故かいつも繰り返してしまうことや、パターンってありませんか?
例えば、
・困っている人がいると助けたくなる
・いつも自分自身が悪者になってしまう
・自分ばかりが責任を取らされる
・自分さえ我慢すれば良いと思い我慢してしまう
・その場を明るくしようと無理をして盛り上げようとする など
何故か自分自身で選んでいる訳ではないけど、気がついたらそのような問題ばかり…。
どうしていつもこうなってしまうの?
私に何か原因があるんじゃないの? など
思ったことってありませんか?
実はこの何故か人間関係がそうなってしまう問題。
あなたの「家族の中で背負ってきた役割(パターン)」が原因の可能性があるんですね。
この家族の中で背負ってきた役割のことを、心理学では「家族の役割」と呼んでいます。
家族の役割というのは、あなたが家族の中で無意識のうちに背負ってきたもの。
当然ながら、あなたは無意識のうちにやっているので、あなたは自覚することが、なかなかできません。
あなた自身に自覚がないということは、あなた自身がどんな役割をやっているのかも、わかりませんし、改善しようにも手立てがないですよね。
では、家族の役割として、どんな役割があるのか?
シリーズものとして、解説していきます。
今日の家族の役割は「ヒーロー・ヒロイン」です。

どんな役割?
グループの中心に立ち、みんなを引っ張っていく存在。
誰かのために、自らが先頭に立って、自分を顧みずに相手や周りの人達に与えていきます。
例えば、家族なら「父親」や「長男・長女」、学校なら「学級委員長」、会社なら「部長」や「成績トップの社員」がこの役割にあたります。
「できる人」「頼れる人」「憧れられる人」のポジションに入るのが、このヒーロー(ヒロイン)の役割です。
ポジティブな面
- まとめ役としてチームを方向づける
- みんなの目標や理想の姿になる
- 信頼され、人望を集める
- 誰かの役にたてる
- 強烈なリーダーシップを取れる
ネガティブな面
- 「出木杉君」みたいに真面目すぎて煙たがられることもある
- 正しさを振りかざし、周囲を置き去りにして孤立することもある
- 責任感が強すぎて、一人で全部背負い込んでしまう
- 正しさを主張しすぎて、アンチが出てしまう
例:学級委員長が「ルールを守ろう!」と厳しく言いすぎて、クラスの一部から反発されてしまうケースです。
(正しさいえ、アンチが出たり非協力的な態度を取られることがあります)
リーダータイプの悩みの具体例
彼女はいつも「頼れる女性」として周りから一目置かれてきました。
職場では責任ある立場を任され、後輩からは「憧れの先輩」と慕われています。
友人の間でも相談役で、場を引っ張ることが自然にできてしまう。
そんな彼女は、恋愛でも「強い女性」の顔を見せがち。
デートのプランを考えるのも、レストランを予約するのも彼女で、彼が迷っていると「じゃあ私が決めるね」とスムーズに仕切ってしまいます。
最初は彼も「頼りになるな」と喜んでいました。
でも・・
次第に彼の中で「自分の出番がない」「彼女は一人で何でもできる」という感覚が強まり、距離が生まれていきます。
彼女自身も心のどこかで「私は弱さを見せてはいけない」と思っていました。
仕事も恋も、自分がリーダーであるべきだと。
けれど、本当は「たまには甘えたい」「彼に守ってほしい」という気持ちを抱えていたのです。
例えば、仕事で失敗して落ち込んだ夜。
彼に電話したいけれど「弱い自分を見せたら嫌われるかも」と考えてしまい、結局一人で涙をこらえる。
その孤独が、彼女の心をますます硬くしていきました。
そして、ある日の夜に彼から言われてしまいます。
「君といると、僕は必要ない人みたいに感じるんだ」
その言葉を最後に、彼とは音信不通になってしまいます。
そして、彼女は初めて気づきました。
自分が「完璧な彼女」であろうとするあまり、彼に「頼られる喜び」を与えていなかったことに・・。
成長のために必要なこと
このヒーロー(ヒロイン)の役割を持っている人は、下記の課題があるとも言えます。
- 自分の力や価値を正しく認める
- メンバーの声をよく聴いて、まとめ役としての姿勢を大事にする
- 弱みを見せる勇気を持ち、仲間に助けを求める
- 自分を数にいれる
- 自分を最優先に愛する
- 助けてと弱さを出す
例:部活のキャプテンが「実は自分も不安なんだ」と打ち明けた時、チームが逆に「一緒に頑張ろう!」と結束した、という場面。
受け取れるギフト
- リーダーを助けることで、自分自身も成長し、やがてリーダー役を担う力が身につく
- 自分の弱さを受け入れることで、つながりを感じられる
- 自分の中にある誰かを助けたい愛情
- 本当の意味での相互依存
- 誰かを頼ることで、助けてもらえる安心感
👉まとめると、自分の中の弱さや、周りを頼ることで、リーダーの孤独を手放すことができます。
弱さを受け入れて、弱さを表現することは、誰かに愛される隙をみせること。
誰かに自分を愛してもらい、そして、他の人に愛を与えていく。
相互依存の循環を手に入れてみて下さいね。
次回もまだ、家族の役割シリーズを書いていきます。
それでは・・
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