こんばんは。
心理カウンセラーのヤタです。
今日のテーマは「バツイチ男性の心理と対処法」です。
そんなモヤモヤを抱えているあなたに、少しだけ“視点を変えるお話”をお届けします。
彼が再婚に踏み切れない理由は?
彼に「将来どう考えてるの?」と話を向けると、
「うーん、今は仕事が落ち着いてからかな」
「結婚って、そんなに急がなくてもよくない?」
と、どこか他人事のように話をそらされたり、
「まだタイミングじゃない」と、曖昧に返されたりする…。
最初は「過去の結婚できっと傷ついたんだろうな」そう思って、無理に追い詰めることはしなかったし、彼の気持ちを理解しようと、寄り添ってきた。
けれど、気づけばもう何年も、“はっきりしない関係”のまま。
将来の話をすればするほど、彼は距離をとるようになっていく。
一体どうして? 何がそんなに怖いの? そう思いますよね。
■ バツイチ男性が結婚にブレーキをかける本当の理由
実は、バツイチ男性が再婚に慎重になる背景には、
「罪悪感」
「無力感」
「自信の喪失」
これらが深く関係しています。
これは本人も自覚していないことが多く、表面的には「忙しい」「まだその段階じゃない」と言いつつ・・。
心の奥では「自分を“再び誰かを幸せにできる存在だと思えない”」と思っているんですね。
▼たとえば、こんな男性心理があります
「また同じ失敗をするんじゃないか…」
前の結婚で、喧嘩ばかりだった。
子どもがいたのに、家に帰るのがつらかった。
最終的に離婚を選んだことを、今もどこかで後悔している。
「一度壊れたものを経験してるからこそ、
“うまくやれる”なんて自信、もう持てないんだよね」
「もう誰かを泣かせたくない。だから、踏み込めないんだよ」
「前のパートナーを不幸にしてしまったかもしれない」
離婚の理由が、自分の浮気だった。
もしくは、仕事ばかりで家庭を大事にできなかった。
相手の笑顔がどんどん消えていったのを、思い出すだけで苦しい。
「俺と一緒になったことで、彼女の人生を狂わせたかもしれない」
「あの時、もっとちゃんとしてれば…。
今さら“再婚して幸せになりたい”なんて、言っちゃいけない気がするんだ」
「結婚=責任と我慢」というイメージが根強く残っている
結婚生活=自由がなくなる、何かを犠牲にしないといけない。
もう“窮屈な関係”には戻りたくない。
誰かと一緒に暮らすこと自体が、面倒に思えてしまう。
「結婚って、幸せのゴールじゃなくて“我慢のスタート”だと思ってる」
「一人の方が楽、って思う瞬間があるんだよ。
でも、そう思う自分が情けなくて、余計に黙り込んじゃう」
■ 本音では「あなたのことが好き」でも…
彼の中に“あなたとの未来”を望む気持ちがまったくないわけではありません。
むしろ、「幸せにしたい」と思っているからこそ「中途半端な気持ちで進んではいけない」と、立ち止まっているのですね。
(本当は、そんなことよりも、さっさと再婚に進んでくれた方が良いですよね)
でも、彼の中ではそれが“罪悪感”と結びついてしまい・・
「好きだけど、自信がない」
「一緒にいたいけど、期待には応えられないかもしれない」
そんな思いが、彼の心にブレーキをかけ続けているのです。
このように、バツイチ男性の“はぐらかし”には、単なる気まぐれや無責任さではなく、深い自己否定と痛みや罪悪感が隠れています。
そして──
その彼の心と、どこか引き寄せ合ってしまっているあなたの中にも、もしかしたら似たような「心の前提」があるかもしれません。
次は、その可能性についてお話ししますね。
■ もしかして、あなた自身も“傷”を隠していませんか?
バツ1男性が再婚に慎重になる背景には「罪悪感」や「自己否定」の存在があります。
過去にうまくいかなかった記憶が、心のブレーキになり
「自分なんかがまた結婚していいのか…」という気持ちを抱えてしまう・・。
そのようなことがよくあります。
でも実は・・。
その彼を引き寄せ、手放せずにいるあなた自身も、どこかで似た“心の傷”を抱えていませんか?
たとえば…
- 「私は誰かに選ばれる価値があるのだろうか…」
- 「またうまくいかなかったら怖い…」
- 「愛されるには、我慢しないといけない」
そんな思い込みや、過去の経験からくる“自分責め”が、あなたの中に根を張っているかもしれません。
■ パートナーシップは鏡。
心理学では「人間関係は自分の内面の投影」と言われます。
つまり、あなたが心の奥で
「私はまだ幸せになっちゃいけない」
「愛されるには努力が必要」
「愛されるには、何かしないといけない」など
そう思っていれば、現実の恋愛もそうなってしまうのですね。
そして何より
彼の「罪悪感」に引き寄せられるように、あなたも「自分を責めるクセ」を、持っている可能性が高いんです。
だからこそ、彼との関係を変えたいならば
まずは「あなた自身の心の前提”を見つめ直すこと」が大切なんですね。
■ カウンセリングで見えてくる、本当のあなた
実際に、私のカウンセリングに来られる方の多くが、
「彼の気持ちを変えたいと思っていたけど、自分の中に“結婚への怖れ”や“無意識の我慢”があったことに気づきました」
とおっしゃいます。
心の深い部分で「どうせ私は…」「今のままで我慢しよう」と思っていると、
自然と“あいまいな関係”を受け入れてしまうようになるんです。
でも、そこに気づき、自分との関係を整えることで、
- 彼の反応が変わった
- 自分の気持ちを伝える勇気が出た
- 「私は愛されていい」と思えるようになった など
信じられないかも知れませんが、あなたの目の前の現実が変化していくんですね。
■ 最後に・・彼を変える前に、まず“あなたの心”を整えよう
「彼がはっきりしないのは彼の問題」
もちろんそれも一理あります。
でも本当に大事なのは、あなた自身が「幸せになることを許せているか」なんです。
彼の気持ちを知りたいと思うなら、
まずはあなたの“無意識の想い”を見つめることから始めてみませんか?
もし、あなたが今の状況から抜け出したいと思っているなら、
まずは一度、カウンセリングでお話ししてみませんか?
あなたが「愛されていい私」に戻るための、第一歩を一緒に歩んでいけたら嬉しいです。

ヤタの体験Zoomカウンセリング(60分3,000円)
コメント