こんにちは。
心理カウンセラーのヤタです。
さて、今日の本題はこちら「正解ばかり選んできたあなたへ~本当の問いは「どうしたい?」です。
早速ですが、結論からいきますね。
私たちが「どうすればいい?」と問いかけている時、実は本当はもうひとつの問いを心の奥に隠しています。
それは何か?
それは「どうしたい?」という、自分自身の本当の気持ちです。
私たちは日常生活の中で、無意識に「どうすればいいか?」を選んでしまいます。
・この場面ではどう振る舞うのが正解か?
・相手はどう答えてほしいのか?
・どうすれば角が立たないか?
・どうすれば失敗しないか? など
ついつい、正解を探し続けて、自分の気持ちを後回しにしてしまいます。
この時、あなたのマインドはこう囁いています。
「自分の気持ちを出したら傷つくかもしれない…」
「失敗するかもしれない…」
「本当の気持ちを言って、嫌われたくない」あど
この不安や恐れから、私たちは「どうしたい?」を隠して「どうすればいい?」という、安全な問いに逃げ込んでしまいます。
そして、ここが厄介なところなんですが・・
実は「どうすればいい?」を選ぶと、ちゃんとメリットがあるんです。
それは、
目の前の痛みや傷を回避できたり、誰からも責められなかったり。
それどころか「しっかりしてるね」「気が利くね」と褒めてもらえたり、認めてもらえたりする。
だから、やめられなくなってしまうんですね。
この状態って、一見うまくいっているように見えるんです。
でも、忘れてはいけないのは、あなたの心が望んでいる事とは、違っているということなんですね。
昔、こんな男性がいました。
その男性は、会社でとても評価されていました。
上司の意図を先回りして読み、求められた以上の仕事をきっちり仕上げる。
会議でも、場の空気を読んで、ちょうどいい落としどころの意見を出す。
例えるならば、どんなチームに入っても重宝される、頼れる優等生タイプだったんです。
でも、彼がカウンセリングに来てくれた時に漏らした言葉は・・
「毎日ちゃんとやれているはずなのに、なんだか、ちっとも楽しくないんです」
話を聞いていくと、彼の口からは「どうすればいい」という言葉ばかりが出てきました。
・転職を考えていた時も「今の会社にいるのが正解ですよね」とか
・付き合っていた女性とのデートでも「相手が喜ぶ場所に連れて行くべきですよね」
・休日の過ごし方ですら「体を休めておくのが効率的ですよね」
すべてが「正解探し」で埋め尽くされていて、そこには彼自身の「したい」がひとつもなかったんです。
(このお話を聞いたら、それは楽しくないだろうな・・って思いませんか?)
そんな彼が、なぜ「したい」を封印するようになったのか。
実は理由がありました。
子どもの頃、彼が「これがやりたい」と口にするたびに、彼の親は決まってこう言ったんです。
「そんなことより、こうしなさい。その方がうまくいくから」
そして、親の言う通りにすると、必ず褒められたんです。
「ほらね、お母さんの言ったこと守ると上手くいくでしょ」って。
逆に、自分のやりたいことを通そうとすると、母親の顔色が悪くなり、その場の空気が悪くなり微妙な感じに。
その積み重ねの中で、彼は学んでしまったんですね。
「自分のしたいことを出すと、痛い目を見る」
「でも、正解を選べば、安全だし、認めてもらえる」と。
もちろんそれは、もう過去の話なのですが、彼の中ではずっと生き続けていたんです。
そこから彼は、あらゆる場面で「どうすればいい?」を選ぶ達人になっていきました。
その効果もあって、彼は確かに、傷つかずに、評価されて生きてきました。
でも、デートで相手が「楽しかった、また会いたい」と言ってくれても、彼の心には全く響かない。
「いや、これは喜ばせるために頑張った自分への言葉で、本当の自分への言葉じゃない」
そう思ってしまって、素直に受け取れない。
デートが終わって部屋に帰ると、彼はどっと疲れを感じて、こう思っていたそうです。
「今日もうまくこなせた」という安堵と、なぜか拭えない「むなしさ」を、同時に。
それぐらい彼は、自分の「したい」を押し殺していたんですね。
(当然ながら、自分の気持ちが一滴も入っていない選択を重ねている訳ですから、どんなにうまくいっても、スッキリしないし、心から喜べる訳がないんです)
その彼に、カウンセリングでこんな提案をしました。
それは「次の休日、誰のためでもなく、自分が本当にやりたいことを、ひとつだけやって下さいね」って。
この提案をすると、彼は戸惑いました。
「やりたいことって言われても…正解がわからないんです」
正解を探すクセが、ここでも顔を出すんですね。
でも、彼も気づいていたんです。
このまま正解だけを選び続けても、心は満たされないって。
人生に「楽しさ」や「喜び」「面白い」を求めていたからこそ、変わりたくてカウンセリングに来たことを。
そして次の休日。
彼は、ずっと心の隅で気になっていた、一人で行く小さな登山に出かけます。
「効率的じゃない」
「一人なんて寂しいと思われる」
「途中で引き返したくなるかも」
向かう道すがら、頭の中ではそんな声が何度も聞こえてきました。
それでも彼は、足を止めずに山へ向かいました。
頂上にたどり着いた時、彼は誰に褒められたわけでもないのに、胸の奥から込み上げてくるものを感じたそうです。
「あぁ、これでよかったんだ」
「この、胸からこみ上げてくる思いを感じたかったんだ・・」って。
正解だったかどうかなんて、もうどうでもよかったんです。
ただ、自分の心がちゃんとそこにいる感覚を感じたこと。
少しだけ、目に涙がにじんだそうです。
(私達の心が本当に喜びを感じる時って、自然に涙がでるんですよね)
「どうすればいい?」を選んでいる限り、目の前の問題は片づいても、自分の心は置き去りのまま。
だから、傷つかずに済んでも、認められても、どこかでずっと生き辛さを感じてしまいます。
もし、あなたが今「ちゃんとやっているのに満たされない」と感じているのなら、それは、心に隠していた「どうしたい?」を、そろそろ取り出してあげる時かもしれません。
どちらを選んでもOKです。
でも、あなたが喜びや、楽しさや、本当に望む人生やパートナーシップを手にしたいのなら、そっと、自分の心にアプローチをしてみてください。
「どうすればいい?」より「どうしたい?」
あなたの中にある、その小さな「したい」ことを、勇気を出してキャチアップしてみてくださいね。
長くなりましたが、今回はここまでです。
それでは・・。
「自分の思いがわからない・・」
「どうすればいいか?」から抜け出せない
このような方は、ヤタのカウンセリングで一緒にあなたの心を掘り下げていきましょう。
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